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タイムハニー

その歴史は古く、薬草として浸透しているタイム

世界に300~400種の仲間があると言われているタイムは、細かい葉が特徴のシソ科の植物です。料理に使うキッチンハーブとしてご存じの方も多いのではないでしょうか。

古代ギリシャ・ローマの時代から防腐剤として利用されてきたタイムは、ヨーロッパでは薬草として親しまれ、抗生物質が登場する前には肺の病気の治療薬に用いられていました。今日でもドイツでは「気管支炎、百日咳、上気道カタル用」の治療薬として承認されているほか、ヨーロッパの至る所でタイムを使ったさまざまな医薬品が手に入ります。

小さな白やピンクの花を咲かせるタイムは、花蜜が豊富でミツバチが好みます。タイムの花から採れる「タイムハニー」は、古代詩人や作家がその味と芳香を称えたと知られるほど、歴史あるハチミツなのです。

アンチエイジング効果が注目されるタイムハニー

ハーブとしての薬効が広く知られるタイムですが、近頃、そのタイムを蜜源とするタイムハニーに優れたアンチエイジング効果があることが注目されています。

「活性酸素」という言葉をご存知でしょうか? 私たちの体内で発生し増えすぎた活性酸素は、老化の加速や自己免疫疾患を引き起こし、ガンの原因にもなると考えられています。最近の研究でタイムハニーには、この活性酸素を取り除く強いチカラ(抗酸化作用)があることが明らかになってきたのです。

ニュージーランド・ワイカト大学の研究によれば、ニュージーランドで採れる10種類のハチミツを調査した結果、タイムハニーには他の9種のハチミツに比べて極めて特異的に抗酸化活性が強いことが認められました。(文献1)

※文献1のデータを元に日本語に置き換え作図したものです。

文献1)ピーター・モラン(2006)ニュージーランド蜂蜜の抗酸化活性. 広部千恵子訳. aromatopia No.74, p.51-53

 

強い抗酸化作用の源は豊富な「ケルセチン」

では、なぜタイムハニーにはこれほど高い抗酸化活性が見られるのでしょうか?その要因に、ポリフェノールの一種「ケルセチン」が豊富であることが考えられています。

ポーランドの研究チームは、ハチミツに含まれるフェノール酸やフラボノイドの総量が抗酸化活性と強い相関関係にあることを明らかにし、なかでもタイムハニーにはフラボノイドの中でも特にケルセチンというポリフェノールが豊富に含まれていることを発見しました。(文献2)

ケルセチンは、関節炎の緩和やアレルギー症状の抑制などへの効果が期待されるとしてサプリメントとしても注目されており、その機能に関する研究が進められています。2015年には、抗酸化作用のほかにも、紫外線防護作用、糖尿病合併症の予防作用、コレステロール低下作用があることが発表されました。(文献3)

文献2)Robert Socha, Lesław Juszczak, Sławomir Pietrzyk, Teresa Fortuna.(2009) Antioxidant activity and phenolic composition of herbhoneys. Food Chemisty 113, p568-574

文献3)小瀬木 一真, 山田 千佳子, 和泉 秀彦 et al. (2015) ポリフェノールの機能性. 名古屋栄養科学雑誌 1, p1-7

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さらに嬉しい!パーフェクトフードの花粉がいっぱい!

もう一つ特筆すべきことは、タイムハニーには、花粉が多く含まれているという点です。それには開花の時期が関係していると言えるでしょう。

花粉はタンパク質、アミノ酸、ビタミン、脂質、ミネラルなどの栄養をバランス良く含み、ヒトが必要とする46種類の必須栄養素をこの一つの食品で摂取できるため、パーフェクトフードとも称されます。

ニュージーランドで主に蜜源となるコモン・タイムは、南半球の春である10月から11月に開花します。長い冬を越えてこの時期に活動を始めるミツバチ達は、夏に向けて群れを増やすために、蜜だけでなく幼虫の餌となる花粉もたくさん集めます。このため、タイムハニーは花粉の含有率が高く栄養豊かなハチミツになると考えられています。

商品検査では、タイムハニー10g中には100万粒を超える花粉が含まれていることもあり、これは一般的な他のハチミツの100倍以上という驚きの多さです。花粉を豊富に含むタイムハニーは、栄養が豊富で体に良いハチミツとして昔から愛されてきました。

ファンを魅了!NZタイムハニーは香りの強さが特徴

タイムハニーは香りの強いハチミツです。
特にニュージーランドのタイムハニーは世界でも最も強烈な香りのハチミツの一つと言えるでしょう。ギリシャやイタリアなどヨーロッパのタイムハニーと比べてもひときわ際立っています。

その香りの強さゆえに、ニュージーランドの多くのハチミツ工場ではタイムハニーのビン詰め作業は年1回に限定し、他の商品に香りが移らないよう機材を洗浄するといった対処がなされるほどです。

しかしその味はとても繊細で、甘さの後にハーブの爽やかさが舌に残ります。最初は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、世界中でファンを魅了してきたやみつきになるハチミツです。

紅茶に入れて飲んでもおいしいですが、暑い夏の季節にはレモンスライスをたっぷり漬け込んだタイムハニーを炭酸で割って、夏バテ予防の美味しいドリンクがお勧めです。

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