希少価値の高い良質のマヌカハニーをはじめ、ニュージーランド産の各種ハチミツを直輸入しています。
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NZ産地訪問レポート

盛夏のニュージーランドに養蜂家を訪ねてハチミツの収穫の様子を視察してきました。今回はオークランドから入国して、イースト・ケープ、ギズボーンなどを巡り、クローバーフィールドを探しに南島のゴアへ、再び北島に戻り旧知の養蜂会社を訪ねる旅をしました。ニュージーランドの夏は一年の中で最も乾燥する季節。カラリと晴れ上がった心地良い暑さの中での旅となりました。

UMFHAのジョン・ロークリフ氏と対談

今回は、UMFHA(UMFハニー協会)理事のジョン氏と対談できることになりました。ジョン氏から協会が現在共同開発中のマヌカハニーの科学的特定方法や、海外市場におけるマヌカハニーの不当表示の問題などの話を詳しく聞くとともに、日本のマーケットにおけるマヌカハニーやUMF商品の状況を伝え、有意義な意見交換を行いました。

対談中のジョン氏(右)

ジョン氏を囲んで

オークランドから眺める海

マヌカハニーの養蜂家ブライス・ホートン氏

長年にわたり弊社にマヌカハニーを届けてくれるブライス・ホートン氏は、ロード・オブ・ザ・リングのロケ地で有名なマタマタの町に住んでいます。彼は全盲の養蜂家。事故で視力を失ってから養蜂を学び、30年以上ミツバチを扱うベテランです。「養蜂のことなら車を運転する以外なんでも自分一人でできるよ」と明るく話す彼からは、会うたびに元気を貰っています。

ブライスの自宅で、二人の娘さんと

ハチミツ保管庫

ハチミツの充填機

1箱およそ20kg、ぎっしりとマヌカハニーが詰まった巣箱

ブライス(右)とともに

イースト・ケープで巣箱の回収作業を見学

人間たちの作業に、落ち着かず巣から這い出す元気な働きバチ

使い込まれたブライスのスモーカー

共同で作業を行った養蜂家仲間たち。みんなブライスの指導を受けて経験を積んできた。

かぼちゃハチミツの養蜂家を訪ねて

かぼちゃハチミツを訪ねて、ギズボーンの町へやって来ました。ギズボーンは温暖で美しい海岸線が広がる人気のリゾート地。平坦な土地が広がり、かぼちゃやトウモロコシなどの大規模農園やブドウ、オレンジ、キウイなど多くの果樹栽培が盛んな町でもあります。初めてここを訪れた時、かぼちゃハチミツを採っているピーターさんに出会いました。今では息子に引き継がれ、毎年美味しいかぼちゃハチミツを届けてくれています。

花粉にまみれてかぼちゃの蜜を集めるミツバチ

広大な敷地に広がるかぼちゃ畑、収穫したかぼちゃは日本に向けて輸出されます。

ミツバチの様子をチェック。たくさんのハチミツが蓄えられていました。

巣箱は新しくカラフル

巣箱を確認する真剣なまなざし

ミツバチの健康状態はすこぶる良好です。

南島ゴアへ

ニュージーランド南島のノーザン・サウスランド地方は、品質の高いクローバーハニーの産地です。観光の街クイーンズタウンから車を南に走らせると、道路の両側には広大な牧草地が広がり、牛や羊があちらこちらにまばらに集まって草を食んでいるのを見ることができます。この時期は牧場一面がクローバーの緑色に覆われて白い花が咲き乱れているはずですが、あいにくこの時は2か月近くも雨が降っておらず、牧草地は一面に茶色でクローバーはほとんど花を咲かせていません。それでもゴアの町にはいるとクローバーの花が広がる牧草地をいくつか見つけることが出来ました。

ブラウン・トラウト・フィッシングで有名な町、ゴアの入り口のモニュメント。

道路わきで見つけた巣箱

道を訪ねた家の元気なお爺さんがバギーでついてきてくれました。

クローバーの花が広がる牧草地

クローバーの花に訪れたミツバチ

羊を追う牧羊犬

アラタキハニー社を訪問

ニュージーランド北島のネイピア郊外にあるアラタキハニー社は1944年創業の老舗。2万箱を超える巣箱を扱う養蜂最大手の1社です。また、業界リーダーとして養蜂を国内に広めるための啓蒙活動を積極的に行っていて、ニュージーランドの多くの小学生や中学生がアラタキハニーのビジターセンターや養蜂体験学習に訪れています。 今回はアラタキハニー・ホークスベイ社のパム&リース社長ご夫妻と、アラタキハニーのハチミツをハニーランドブランドとして日本へ輸出しているハニーランド社スー代表を訪ねました。

アラタキハニー・ビジターセンター

アラタキハニー社役員パムさん(右)とハニーランド社代表スーさん(左)

風になびく洗濯された防護服。常に清潔を心がけています。

今日も大型トラックに一杯のハチミツが届きました。

養蜂担当のアランとミツバチのチェック

直接ミツバチを触って確認したりします。

巣枠の中に女王バチが羽化するたくさんの王台が並んでいます。

最盛期には毎日700~800個の巣箱からハチミツが絞られます。

この大きな用器でクリームド・ハニーが作られます。

ツイーデルズ社

トンガリロ国立公園を観光で訪れた後、ハニーランド社のあるパーマストン・ノースへ。途中でタイハペという町に立ち寄り、ツイーデルズ社を見学させて頂きました。同社は1945年創業の老舗で、18000個の巣箱を扱う大手養蜂会社。これまで収穫したハチミツの多くはアラタキハニーへ販売してきました。プロポリスや蜜ロウなども扱っています。

工場入口の看板

マヌカハニーを絞り取る作業を見学させてもらいました。

ハチミツが満タンに詰まった巣箱。巣箱は全てみどり色です。

機械を使い一度に10枚の巣枠を巣箱から持ち上げます。

プリッカー。粘性が強いマヌカハニーには欠かせないマシンです。

機械で表面を覆う蜜ロウのフタをカットします。

一度に30枚の巣枠を入れることができる大型の遠心分離機

絞ったマヌカハニーはドラム缶に詰めて保管します。1缶に300kg入っています。

5〜6人の人たちが、ひたすら新しい巣箱にペンキを塗っていました。

旅の途中の風景

コル(シダの新芽)。新しい命や成長の象徴としてマオリのモチーフに使われています。

グリーンレイク。1万3000年前にできたとされるマオリの神聖な湖

真夏でも雪が残るトンガリロ山。この一帯はかつてマオリにとって重要な聖地でした。

トンガリロ国立公園内の雪解け水の渓流

アワビやイセエビ、ウニなどが素潜りで採れるイースト・ケープの豊かな海

イースト・ケープの岬は日の出の名所です。残念ながらこの朝はあいにくの曇り

ゴアに向かう途中でよく見る広大な牧場。

ハニーランドのスーさんの自宅のポフツカワの花。小型の鳥が蜜を吸いにやって来ます。

スー社長の自宅で採れたコムハニーを朝食でごちそうになりました。最高の味です。

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